片頭痛(偏頭痛)の対処法

片頭痛について

監修:
国際頭痛センター長 坂井文彦 先生
神奈川歯科大学附属横浜クリニック 内科学講座教授 五十嵐久佳 先生

片頭痛の対処法と予防法

片頭痛(偏頭痛)発作時の対処法と予防法として、このような方法を用いてみるのも効果的な場合があります。

対処法

休眠

片頭痛は、症状が起きている間は立ったり動いたりするのもつらい頭痛です。対策としては、静かな部屋で横になり安静を保ちます。可能であれば、ひと眠りしてしまうのが一番です。
効果/適度な睡眠により、広がった血管をもとに戻してくれると考えられています。ひと眠りが無理な場合は、椅子に座って静かにするだけでも、痛みの症状は軽くなります。日中に長時間眠ってしまうのは、逆効果になる場合がありますので、1時間程度を目安にされることをお勧めします。

頭を冷やすor温める

頭痛の時に頭を冷やしたほうが楽になるか、温めたほうが楽になるかは人によって違いますので、自分に合った方法を見つけてください。冷やす場合は、保冷パックや氷まくらをタオルなどに包み、頭の下に敷きあお向けで寝たり、額に冷たい物を乗せたりします。
温める場合は、熱いタオルや使い捨てカイロなどを後頭部に当てて横になったり、頭の下にタオルで包んだホットパックを敷いてあお向けになってください。

予防法

まぶしい光やうるさい音を避ける

蛍光灯などの明るい光やうるさい騒音、香水の匂いなどが、頭痛を引き起こす誘因になることもあります。また、こうした刺激が頭痛を一層ひどくすることもありますので、光や音の刺激をできるだけ避けてください。また、熱いシャワーを浴びたり、急に冷え込んだりするなどの温度差が、頭痛を引き起こす場合もあります。

生活習慣改善による治療

片頭痛の発作は、何らかの誘因によって起こります。つまり、発作の予防として大事なのは、発作の誘因になるようなものを減らすことなのです。
生活習慣における誘因として、例えば、睡眠不足、睡眠過多、過労等による過度なストレス、長時間の一定姿勢の保持、過剰なアルコール摂取などがあげられます。

寝過ぎにも注意

片頭痛の発作時には、ひと眠りするのは効果的です。しかし、睡眠をとりすぎるのは禁物です。休日の朝などに睡眠をとりすぎると、片頭痛が起こることが多くなります。
また、日常生活の過剰なストレスから一気に解放されて緊張がゆるんだ時にも頭痛が起こりやすいので、普段からストレスをためず生活のリズムを保ちよい精神状態を保つことが、大切な予防法です。

食べ物には注意が必要です

特定の食べ物や飲み物をとると頭痛が起こることもあります。たとえば、ワインやアイスクリーム、チョコレートなどは頭痛を引き起こすことがあります。誘因となる場合には、極力食べるのを控えたほうがよいでしょう。
また人によって、女性ホルモンが片頭痛の誘因になることもありますので、ホルモン剤や避妊用のピルをのむ場合には、医師に相談をしてください。

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