片頭痛について
- 監修:
- 国際頭痛センター長 坂井文彦 先生
神奈川歯科大学附属横浜クリニック 内科学講座教授 五十嵐久佳 先生
片頭痛の分類
片頭痛(偏頭痛)は、前兆を伴わないものと前兆を伴うもの2つに分類されます。
前兆を伴わない片頭痛
中程度から重度の頭痛(多くは拍動性)が4~72時間続きます。痛みは頭の片側のことが多く、体を動かすと痛みが増強し、嘔気、嘔吐や光過敏、音過敏が起こります。
診断基準:(1)、(2)、(3)を満たす発作が5回以上あること
- (1)頭痛発作が4~72時間持続する(未治療あるいは治療の効果がなかった場合)
- (2)以下の2項目以上を満たす
- 頭の片側が痛む
- 脈に合わせて起こる痛み
- 日常生活に支障をきたすほどの中程度~重度の頭痛
- 日常的な運動(階段の昇り降りなど)で症状が悪化する
- (3)頭痛中、少なくとも以下のうちいずれかの症状が存在する
- 嘔気もしくは嘔吐
- 光と音に対して過敏になる
前兆を伴う片頭痛
脳局所症状[「半盲」(視野の半分が欠ける状態)や「閃輝暗点」(周囲が輝く暗点)]といった症状に引き続き頭痛が起こります。感覚障害や言語障害がみられることもあります。 前兆は数分から数十分続き、その後に拍動性頭痛が起こります。
診断基準:(1)を満たす発作が2回以上あること
- (1)以下の4項目のうち3項目を満たす
- 視野の欠損(半盲)や閃輝暗点などの脳の症状「前兆」が一過性にみられる。
- 前兆は4分以上にわたって進展する。
- 通常、前兆は60分以上続くことはないが、
2種類以上の前兆が起こるときには持続時間は延長する。 - 頭痛は前兆の60分以内に起こる(前兆の前や同時に起こる場合もある)。











